第163回JFPSフライボールトーナメントはDocrover FCの主催で2017年2月12日兵庫県たつの市ドッグランワンふれんずにて開催されました。
レギュラークラス2チーム、準レギュラークラス3チーム、ペアーズ2チーム、シングルス2匹、プリフライト7匹が参加して楽しく競技を行いました。
前週から関西地方は寒波のための大雪に見舞われ、直前まで前日当日の雪が心配されていました。参加者は地元兵庫に加え東京、大阪、三重、岐阜、岡山と各地からのため、開催できるのか不安でしたが、直前の天気予報では雪のマークも消え、青空の下で走ると少し暑く感じる天気になりました。とは言っても早朝は、本当に寒く地面は完全に凍っていて、ブルーシートで養生をして頂いていましたが、太陽が出ると共に霜が溶け小さい犬や繊細な犬にとっては少し辛い足場になったようでした。主催クラブのメンバーさんはその多くの方が、トーナメント経験のない方々でしたが、長谷川トレーナーの元、統制のとれた働きで楽しい大会を盛り上げてくれました。レースが終わる直前に突然黒い雲が現れ霰が激しく降りましたが、それも5分程で収まり無事に事故なく全てのレースを終えることができました。
今回はレギュラー、準レギュラーを合わせて5チームだったので合同で5/ 5を4レース行い、レギュラーの2チームはその勝ちヒート数で順位を決定しました。最終の直接対決のレースを前に、Twinkle doggiesとチームあらかん、それぞれの勝ちヒート数は8と7。順位は最後のレースで3ヒートを取った方のチームが優勝という展開になりました。チームあらかんは今回がデビューのチームで、最終的にはTwinkle doggiesが5ヒート全てを取り優勝となりました。
ドッグランのグランドの状況でフェンスを立てることが難しくリングを区切ることができませんでした。普段はリングと外の境がくっきりしているため犬たちも容易に「レースモード」に入る事ができますが、今回の状況ではなかなかレースに集中する事が難しかったかもしれません。また午後には地面が乾いて走りやすくなりましたが、ぬかるんでいた時は繊細な犬には少し厳しい状況だったかもしれません。レースの1日の中で、立ち直れた事は犬にとっても大きな自信に繋がったのではないでしょうか?
どのような状況下でも犬が自信を持って集中して競技に取り組めるようにしたいものですね。
プリフライトは7匹中1匹がA、残りの6匹がBを受け、そのほとんどが8/8というパーフェクトスコアで課題をクリアしました。日頃の練習が見事に実を結びました。テストという緊張が取り除かれたら、次は課題の持つ意味を考えてまた先に進んでもらいたいと思います。
ペアーズ、シングルスも概ね日頃の練習の成果を発揮できたのではないかと思います。
それぞれの犬の持つスピードを最大限に発揮するためにはどのような練習が必要なのか?犬の集中力を高めるには?それぞれの未来がとても楽しみに思えた大会でした。
今回のトーナメントの結果とタイトルを取られた犬は以下の通りです。
<Reg>
1.Twinkle doggies 勝ちヒート13 ベストタイム28"904
2. チームあらかん 勝ちヒート7 ベストタイム31"417
<準Reg.>
Ricky's 勝ちヒート18 参考ベストタイム21"876
joyful 勝ちヒート6 参考ベストタイム29"039
SKY-HIGH 勝ちヒート3 (途中棄権)
<Singles>
マレ ベストタイム 4"477( 0"101+4"376)
ノエル ベストタイム 6"758( 0"146+6"612)
<Pairs>
早く上手になりたい大と小
ボーダーコーギーS
<Pre Flight>
A ヴェネーノ 8/8 合格
B カイ 8/8 合格
B お楓 8/8 合格
B キン 8/8 合格
B TOTORO 8/8 合格
B 類 8/8 合格
B キコ 7/8 合格
<タイトル獲得犬>
MFD 上原ジョルノ(Twinkle doggies)/ 武井まるお(チームあらかん)/たっく(チームあらかん)/
ルノ(チームあらかん)/きのこ(joyful@hopping)/セト(チームあらかん)
MFDX 上原ジョルノ(Twinkle doggies)/Polka(Twinkle doggies)
MFDCh Lien(Twinkle doggies)
MFDCh-S MOGU(Twinkle doggies)
PF-A Veneno(Docrover FS)
PF-B カイ・お楓・キン・TOTORO・類・キコ (全てDocrover FS)