第190回JFPSフライボールトーナメントは2018年10月14日、初の4-L-Cloverの主催で神奈川県寒川町川とのふれあい公園にて開催されました。
今年は台風や豪雨の被害が多く報告された中、久しぶりに一日天候を気にすることもなく競技に集中することが出来るトーナメントの一日となりました。
今回は、レギュラーに1チーム、準レギュラー5チームによる総当たり戦(4ヒートx5レース)を行った。今回はプリフライト、ノービスクラスはなく、レース的には間隔が短い展開となったが、その分、練習時間や試合の間を余裕をもって進むことが出来た大会だった。夏の間に練習を重ね、今までプリフライト、シングルスやノービスで経験を積んできた何匹かの犬たちがレギュラー戦でデビューを飾った光景がいくつも見られた。昼休みには2匹の体験があった。
JFPSの競技会進行は、フライボールが生まれ育ってきたNAFAの形式を出来るだけ忠実に再現している。フライボールが育つためのノウハウがいくつも詰まっている。その中の欠かせないものの一つに、新人の犬が大会の中で経験を積んで育っていく過程にある。顔なじみのクラブの中で、たとえ他のクラブの犬でもプリフライトのころから見てきた犬がついにデビューの日を迎え、一生懸命に自分のレーンに集中して走っている姿を見ることはとてもうれしい。飼い主さんやチームの人たちに代わって、今日までお付き合いして頂き、また見守ってくださった他のクラブ、競技者の方に感謝申し上げます。
神奈川県内ではフライボールの練習をする場所が限られている。フライボールの練習が出来るドッグランは少なく、犬のイベントのために気軽に貸してくれる公園も限られている。
この川とのふれあい公園は犬のイベントに理解があり、ここを月に1〜2回申請書を出して練習に使わせてもらっている。個人競技なら自分一人が遠くまで行って練習をすることも可能だが、チーム全員が遠くまでいって練習をするということはなかなかできない。JFPSの競技会は、そうした公園を大切に使い、他の公園利用者にも十分に気を配り、みんなが不快な思いをすることなく、公園を利用するモデルになりたいと願っている。特にフライボールをする犬たちは競技の性質上、飼い主以外の人と接することにも慣れている。JFPSの競技会、練習会が、少年のサッカーや野球などのように公園にごく自然になじむ風景の一部になったら、JFPSとしてこれほどうれしいことはない。そのためにもフライボールが競技者だけではなく、一般の利用者にも愛される競技になってほしい。
以下に大会の結果を示す。
<レギュラー>
1位:4-L-Clover 勝ちヒート数13 ベストタイム20"833(クラブベストタイム更新)
<準レギュラー>
Carpediem(準)勝ちヒート数14 参考ベストタイム25"341
Ricky’s(準)価値ヒート数12 参考ベストタイム23”621
ちーむ陽向(準)勝ちヒート数10 参考ベストタイム24"844
FANTASY(準)勝ちヒート数1 参考ベストタイム34"246
Pretty Pawz(準)勝ちヒート数0 参考ベストタイム -
<タイトル獲得犬>
FD: ノア(GO WILD)
FD: さくら(FANTASY)
FD: レオ (陽だまりFC)
MFD: ノア(GO WILD)
MFDX: 永遠(ちーむ陽向)
MFDX: レオ(陽だまりFC)
MFDX: さくら(FANTASY)
MFDCh: ふっくん(ちーむ陽向)
MFDCh: 鈴(ちーむ陽向)
MFDCh: ゆず(Carpediem)