第301回@陽だまりドッグラン 2025.9.21
- jfpsflyball
- 9月28日
- 読了時間: 3分
第301回 JFPSフラボールトーナメントFANTASY大会
第301回JFPSフライボールトーナメント FANTASY大会は2025年9月21日に静岡市にある陽だまりドッグランで開催されました。
夏の間のフライボールオフ期間が終わり、久しぶりの大会となった。厳しかった残暑も1週間前から朝夕の気温とともに過ごしやすくなって来た。天気が良くまだ日差しは強かったが、標高のお陰か木陰は涼しく感じた。途中休みをとりながら楽しくシーズンの始まりをきることが出来た。
今回の大会ではレギュラーに4チーム、準レギュラー1、ノービスに1チームのエントリーがあった。シードタイムが20秒未満の1チームをDiv.1、その他のレギュラーの3チームと準レギュラーをDiv.2とし、Div.1とDiv.2の5チームで総当たり戦(5ヒート x 4レース)を行った。Div.2のブレークアウトタイムは22”00でDiv.2のレギュラー同士の対戦の時のみに適用された。今年に入ってから3回目の静岡の大会となる。力をつけてきたSIRIUS★が過去2回Div.2を制していたが、昨年優勝を重ねていたToo Wildが勝ちヒート数はSIRIUS★の7勝と同じだったが、直接対決のレースの勝ち数でToo Wildに軍配があがった。SKI-HIGHはベストタイムでは有利だったものの課題克服中のチームがゆえにまだ安定感にかけ、勝ち星を重ねることはできなかったが、個々の犬の成長が見られた試合であった。JFPSフライボールの最大の魅力の一つに犬種の豊富さとディビジョン内の接戦にある。もちろんスピードを競うのも楽しいが、同じようなタイム同志での接戦、星のつぶし合いが対戦競技ならではの醍醐味だ。18秒で対戦しようが、24秒で対戦しようが、勝った時にチームで分かち合う喜びは他のドッグスポーツでは味わえない。その一方でより良い犬を作っていく為にはトレーニング技術とブリーディングノウハウは欠かせない。3万年前にオオカミから犬を作り始めた犬の歴史だ。数百年前にネズミ退治のために作られた犬種や羊を追うために磨かれた犬種を今も大事に保存することは意味のあることだと思うが、盲導犬のようによりトレーニングしやすく、手入れもしやすいように、時代にあった新しいブリーディング、トレーニングがされていく文化も犬が犬らしくいるために必要なことだと思う。北米のフライボール会場ではブリーダがリンクを走る様子や他の犬との関係をみながらブリーディングの相手を探す。必ず遺伝子検査を行い、200以上もある疾病因子の確認をしてから交配する。そうしたプロのブリーダにより、犬種にこだわらない分、犬にやさしく、人にやさしく、健康で飼う目的に即した犬が生まれる土台が北米フライボールに出来た。犬づくり、トレーニング技術、それらも含めてのフライボール文化である。より多くのネズミを殺すためにいくつもの犬種が競うように出来、数百年前に固定された認定犬種を大切にする文化がいいのか、時代にあった犬を作っていく文化を引き継ぐことが犬族にとって良いのかを語る立場にはないが、フライボールを普及させるものとして、どちらも互いに尊重する空気を大切にしたい。スピードだけでなく犬種も大切にするNAFAの思いがデータベースの犬種別ランキングに込められていると思う。いずれにせよ生まれてくる犬を差別したくない。
結果は以下の通り。
Div.1
1位FANTASY(シードタイム19”00)18勝BT20”109CP1
Div.2
1位Too Wild(シードタイム23”00)7勝BT24”643CP4
2位SIRIUS★(シードタイム 24”00)7勝BT26”352CP2
3位SKY-HIGH(シードタイム24”00) 3勝BT23”671CP1
準ダーク☆ホース(シードタイム----)12勝BT19”946
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