第291回JFPSフライボールトーナメント Too Wild大会は2024年12月15日に静岡県静岡市にある陽だまりドッグランにて開催されました。会場設営時はとても寒い中の作業となりましたが、日中は青空が広がり日差しが気持ちよい一日となりました。気温は低く犬たちにとっても走りやすい大会となりました。
今回の大会ではレギュラー、準レギュラーあわせて6チームのエントリーでした。シードタイム順に上位3チームをDiv.1。下位3チームをDiv.2として勝ちヒート数でそれぞれのDivの順位を決定しました。2つのチームが直接対決をして勝敗が決するゲームでは、必ずしも速いチームが勝つとは限らない。攻めながら相手のチームがミスをしたときに如何に慎重に走れるかが、勝ちヒート数を積み上げていくうえで重要になってくる。相手がミスをしたときにはすかさず味方に慎重に走るように声をかける。接戦の時は味方の犬の名前を呼び全力で応援をする。まさにチーム戦そのものだ。気を抜けば怪我をする。
フライボールの競技会にはMCが入ることはまずない。むしろMCの声はチーム間の声の掛け合い、集中の邪魔になる。ものの数十秒の間に8匹の犬が走るなかではMCはおろか、音楽さえも追いつかない。卓球やテニスなど対戦形式の競技では審判の声以外にMCがしゃべっていたら選手は試合に集中できない。多くのドッグスポーツでMCや音楽があるのは今走っている選手の為ではなく、広いフィールドのなかで1匹が走る様子が寂しく見えないためだと思う。昔NAFAのホームページで、「見ている人にもやっている人にもエキサイティングなスポーツ」と紹介があったことを思い出す。
今回大会を主催をしたToo Wildはまさに連携とチーム力の勝利といえるだろう。ロゼッタという目標に向かうチームの結束力は強く、互いに支えあってきた。タイムでは必ずしも有利とはいえない状況のなかでチームの連携と一つ一つのヒートを大事にしていった作戦が勝利に繋がりDiv.1の優勝を手に入れたといえるだろう。
Div.1
1位Too Wild(シードタイム22”00)16勝ベストタイム 23”359
2位4-L-Clover(シードタイム22”00)13勝ベストタイム20”844
準ダーク☆ホース(シードタイム21”00)13勝ベストタイム21”338
Div.2
1位SKY-HIGH(シードタイム26”00)9勝ベストタイム25”976
2位MiniWan’s(シードタイム31”00)1勝ベストタイム32”852
準SIRIUS★(シードタイム24”00)8勝ベストタイム24”682
ノービス
FANTASY(N)
4-L-Clover(N)
Jet Stream(N)
タイトル獲得犬
FMCh(15000点)マウンティ(D19028)
FMX(10000点)永遠(D17001)
FDCh(500点)ロイ(D22001)
MFDCh-G(2500点)ウィスラー(D19029)
MFDX(100点)ジョリ(D21016)
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